「もったいない」のはわかるけど

私は家内の実家に住んでいる、いわゆるマスオさんです。肩身が狭いというわけでもないけれど、 義理の父母に遠慮する […]

私は家内の実家に住んでいる、いわゆるマスオさんです。肩身が狭いというわけでもないけれど、

義理の父母に遠慮することが多いです。

義母はなにかと「もったいない」と言って、なんでも取っておきます。

大阪での通夜や葬儀で出た空き箱、紐、ゴム、新聞紙などなど、一定の期間がすぎれば捨てればいいものを絶対捨てません。

自分のものを捨てないのならまだ許せるのですが、私が捨てたものをゴミ箱から拾い出しては、

勝手に保管するのです。

ある日、義父が見慣れたシャツを着ているではないですか。そうです。私が捨てたシャツです。

まあ、それくらいならいいかなとは思いますが、やはりいい思いはしません。

家内が数十年前に捨てたと思っていたブラウスまで取っていたこともありました。

家内もびっくりしていましたが、そこは義母の娘。基本的にケチな考えを持っています。

ろくすっぽ手入れもせず、ゴミ同然のブラウスを、家内は着るではありませんか。

よく、そんなゴミみたいものを着れるもんだと呆れました。時代遅れもいいところのデザインです。

すると次の日、家内の首はなにかにカブれているではないですか。

おそらく、ブラウスになんらかの虫が取り付いていたか、アレルギー性物質がついていたのか、

それによって首がカブれ、しばらく皮膚科に通うことになりました。

ゴミはゴミとして、いさぎよく捨てることも大事なんだと、改めて実感したのでした。